入札に関してですが、熊本市の格付け審査の基準について教えて下さい。
A.適正な施工の確保と請負企業の施工の質を高めるために施工経験や成績を評価し、各発注者による格付、競争参加資格設定が設けられています。
方針の基準
- 客観的数値
- 主観的数値
- 総合数値
建設業法の規定よる「経営事項審査の項目及び基準を定める件」及び関係通知により配転されます
工事成績・法令違反・指名停止の有無・ISO取得・ボランティア活動・防災協定など社会的貢献を考慮して配点されます。
客観的数値と主観的数値を合計した数値となります
※格付けの対象となる業種は土木一式工事・建築一式工事・電気工事・管工事・舗装工事・造園工事・水道施設工事の7業種となります。
※完成工事高が0円の場合は格付けの対象となりません。
業種別の取り扱い
土木一式工事
※( )内は発注標準額
Aランク:810点以上(7000万円以上)、Bランク:710点~809点(3000万円以上)、Cランク:600点~709点(1500万円以上)、Dランク:600点未満
次の場合はAランクでもBランクの扱いとなる
- 一般建設業許可の業者
- 1級技術者の必要数を欠く業者
- 年間平均完成工事高が1億5千万に満たない業者
- 自己資本が4千万円に満たない業者
建築一式工事
Aランク:790点以上(1億6000万円以上)、Bランク:620点~789点(4000万円以上)、Cランク:600点未満
次の場合はAランクでもBランクの扱いとなる
- 一般建設業許可の業者
- 1級技術者の必要数を欠く業者
- 年間平均完成工事高が2億4千万に満たない業者
- 自己資本が4千万円に満たない業者
- 鉄筋工事の経歴がない業者
- 1級技術者のいないAランク、Bランクの業者はCランクとみなす
電気・管工事
電気Aランク:700点以上(3000万円以上)、Bランク:700点未満・管Aランク:670点以上(3000万円以上)、Bランク:670点未満
次の場合はAランクでもBランクの扱いとなる
- 1級技術者のいない業者
- 年間平均完成工事高が5千万に満たない業者
- 自己資本が1千万円に満たない業者
舗装工事
Aランク:810点以上(3000万円以上)、Bランク:670位以上~809点(1500万円以上)、Cランク:670点未満
次の場合はAランクでもBランクの扱いとなる
- 1級技術者のいない業者
- 年間平均完成工事高が6千万に満たない業者
- 自己資本が3千万円に満たない業者
造園工事
Aランク:700点以上(4000万円以上)、Bランク:700点未満
次の場合はAランクでもBランクの扱いとなる
- 1級技術者のいない業者
- 年間平均完成工事高が3千万に満たない業者
- 自己資本が1千万円に満たない業者
水道施設工事
Aランク:660点以上(5000万円以上)、Bランク:660点未満(2000万円以上)
次の場合はAランクでもBランクの扱いとなる
- 1級技術者のいない業者
- 年間平均完成工事高が4千万に満たない業者
- 自己資本が1千万円に満たない業者
- 配水管工技能講習会受講修了者のいない業者または2名以下の業者